日本が世界に誇る特別史跡「名古屋城」の西の丸御蔵城宝館開館記念特別展『名古屋城誕生!』が開催
編集部注目の歴史イベント
名古屋城の文化財を所蔵している、西の丸御蔵城宝館の開館を記念した特別展『名古屋城誕生!』が開催中だ。この城宝館でしか目にすることができない、貴重な史料を12月19日(日)まで目にすることができる。
西の丸御蔵城宝館は、重要文化財本丸御殿障壁画をはじめ名古屋城が所蔵する文化財を保存・公開するため、新たに設けられた施設。江戸時代、名古屋は米を保管する御蔵が並んでおり、 館の外観はこれを模した姿になっている。
「御蔵城宝館」という名前にも、城の宝である文化財を保管する「御蔵」という意味が込められている。
また、歴史情報ルームでは名古屋城の歴史を紹介し、 展示室では本丸御殿障壁画をはじめとする文化財を展示している。
西の丸御蔵城宝館は「城宝」を保存して後世に伝え、 名古屋城に関する様々な「情報」を発信する拠点となることを目指している。

歴史情報ルーム:名古屋城の歴史を常設展示で紹介している。
開館記念特別展「名古屋城誕生!」開催

徳川家康坐像 江戸時代 名古屋城総合事務所蔵
名古屋城は、慶長14年(1609)、徳川家康の九男・義直の居城として築城が決定された城である。翌年にはじまった石垣普請には、 西国・北国から20もの大名が動員され、長大な石垣を短期間のうちに築き上げた。
開館記念特別展「名古屋城誕生!」では、名古屋築城普請に関する新発見の史料などをとおして石垣普請の実態をさぐるとともに、本丸御殿の壮麗な障壁画を紹介している。
【開催概要】
主 催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
開催期間 2021年11月01日(月)〜12月19日(日)
会期中無休
開館時間 午前9時~午後4時30分(最終入館 午後4時)
会 場
特別史跡名古屋城 西の丸御蔵城宝館
〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1-1
価 格
入館無料(名古屋城観覧料が必要です。天守閣には入館できません。)
お問い合わせ
名古屋城総合事務所 〒460-0031 愛知県名古屋市中区本丸1-1
TEL:(052)231-1700