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絵画から古典を読み解く 國學院大學博物館・企画展「物語絵―嫁入本『源氏物語』全54帖公開―」

編集部注目の歴史イベント


國學院大學博物館では2023年1月28日(土)~3月26日(日)の間企画展「物語絵―嫁入本『源氏物語』全54帖公開―」が開催される。


 

■絵画から古典を読み解く

 

企画展「物語絵―嫁入本『源氏物語』全54帖公開―」

企画展「物語絵―嫁入本『源氏物語』全54帖公開―」

 日本では、平安時代に『竹取物語』『伊勢物語』『源氏物語』をはじめ、数多くの物語が作られ、現在も読み継がれている。物語は、人々に登場人物や情景を思い起こさせ、それは絵画に描かれた。『源氏物語』「東屋」巻で、姫君(浮舟)が絵を見ながら侍女の語る物語を聞いているように、日本人は物語を絵とともに楽しんできたといえる。
 『源氏物語』「絵合」巻には「物語絵」という言葉がある。この巻では、梅壺の女御方(光源氏方)と弘徽殿の女御方(頭の中将方)とが物語絵を競う。そこには『竹取物語』『伊勢物語』の物語絵が登場し、これらの物語は、平安時代以降も絵入りの冊子・絵巻物としても享受されてきた。
 國學院大學図書館は、江戸時代前期に制作された物語絵巻・絵草紙類を数多く収蔵している。本展示では、その中から特に『源氏物語』を中心に取り上げ、絵画から物語をみていく。

 

【開催概要】

会期
令和5(2023)年1月28日(土)~3月26日(日)
◎前期:1月28日~2月26日/後期:3月1日~3月26日

開館時間
10時~18時(最終入館17時30分)

 

休館日
毎週月曜日、2月2日、2月28日

 

場所
國學院大學博物館 企画展示室

料金

無料

 

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