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目黒から列島各地へと移った武士たちの名宝が一堂に集結する特別展『中世武士目黒氏の軌跡』

特別展「中世武士目黒氏の軌跡」の開催


中世前期、東国では武士が中心となって独自の政権が誕生。近年の研究では、武士は列島各地に拠点を有して物流を掌握していたとされており、当時の政治、社会、経済に留まらず、文化にも大きな影響を与える存在でもあったことがわかる。目黒区めぐろ歴史資料館の特別展『中世武士目黒氏の軌跡』では、目黒区にゆかりの深い中世武士目黒氏について、その知られざる歴史を紹介する。


 

鎌倉幕府の御家人として活躍し、上杉家ともかかわりのあった
知られざる中世武士・目黒氏の歴史

特別展「中世武士目黒氏の軌跡」の開催

黒漆塗鉄地六十二間筋兜附、烈勢面頬(個人蔵・角田市郷土資料館寄託)

【目黒氏とは?】
 目黒氏は現在の目黒区にあたる武蔵国荏原郡目黒村一帯を治めた武士と考えられています。『吾妻鏡』という鎌倉幕府の歴史書には、源頼朝が上洛する際のお供の武士として「目黒弥五郎」という武士の名前が見えます。また、目黒氏は室町時代に宮城県角田市に本拠を移し、その子孫は伊達政宗の家臣となっていました。

 

【承久の乱と目黒氏】
 令和3年度は承久3年(1221)に起きた「承久の乱」から800年の節目にあたります。この戦いに参加した「目黒小太郎」は、鎌倉幕府の武士として京都の後鳥羽上皇らの軍勢と戦い、自ら負傷していたことがわかっており、その活躍を窺い知ることができます。

 

【特別展の見所!】
 目黒氏が鎌倉幕府の御家人として活動していることを示す『吾妻鏡』をはじめとする史料や、室町時代に目黒氏が陸奥国伊具郡島田村(現在の宮城県角田市)に移り住んだことを示す史料、目黒氏伝来の兜などのゆかりの品を展示します。また、越後国魚沼郡(現在の新潟県魚沼市)に移り住んだ一族が、上杉景勝から拝領した盃を展示します。

 

【会  期】令和3(2021)年10月16日(土)~11月23日(火・祝)
【開館時間】午前9時30分~午後5時

【休 館 日】月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日は休館)
【会  場】目黒区めぐろ歴史資料館
【入 館 料】無料
【お問い合わせ】目黒区めぐろ歴史資料館
〒153-0061東京都目黒区中目黒3-6-10 Tell 03-3715-3571
https://www.city.meguro.tokyo.jp/shisetsu/shisetsu/bijutsu/rekishi_shiryokan/index.html

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