古墳時代中期の[国指定重要文化財]修復完了記念した茨城県立歴史館企画展『ビフォー・アフター三昧塚古墳』
編集部注目の歴史イベント
茨城県立歴史館は2022年4月29日(金)~6月19日(日)の期間、企画展1(国指定重要文化財修復完了記念)「ビフォー・アフター三昧塚古墳」を開催する。国指定重要文化財の行方市三昧塚古墳出土資料は、この3月、修復事業が終了したばかりである。これを記念し、本展では金銅馬形飾付透彫冠はじめ資料の修復の成果と、三昧塚古墳の前後の世代にあたる行方市勅使塚古墳・大日塚古墳について紹介している。
茨城県立歴史館 企画展1(国指定重要文化財修復完了記念)「ビフォー・アフター三昧塚古墳」

茨城県三昧塚古墳出土品 茨城県立歴史館蔵
三昧塚古墳は、行方市沖洲(おきす)にある古墳である。沖洲集落の北西方、小美玉市小川に接する地点に近く、沖積低地が霞ヶ浦に接する部分に築造された。沖洲集落付近に存在する諸古墳は、すべて台地上にあって、沖積低地に占地するのは本古墳のみである。昭和30年(1955)3月、干拓堰堤工事、築堤用土砂採取工事によって、古墳の前方部大半が破壊されたことを契機として、約1か月間にわたる発掘調査が実施され、多数の副葬品が発見された。
その後、出土品は2018年(平成30年)に国の重要文化財に指定されており、現在は墳丘復元を伴う史跡整備のうえで三昧塚古墳農村公園として公開されている。
企画展1(国指定重要文化財修復完了記念)「 ビフォー・アフター三昧塚古墳」では、古墳時代中期~後半期にかけての霞ケ浦地域における古墳の姿を紹介している。
【開催概要】
<展覧会名>企画展1(国指定重要文化財修復完了記念)「 ビフォー・アフター三昧塚古墳」
<開催期間> 2022年4月29日(金)~6月19日(日)
<開館時間>9:30〜17:00
※ただし、入館は16:30まで
<休館日> 月曜休館(祝日の場合はその翌日)
<会場> 茨城県立歴史館
〒310-0034 茨城県水戸市緑町2-1-15
<観覧料>
特別展開催期間: 一般 610円(490円)、 満70歳以上 300円(240円) 、大学生 320円(240円)
企画展開催期間: 一般 350円(290円) 、 満70歳以上 170円(140円) 、大学生 180円(140円)
上記以外の期間: 一般 160円(130円) 、 満70歳以上 80円(60円)、大学生 80円(60円)
※( )内は20名以上の団体料金
※大学生には専修学校、各種学校及び高等専門学校の在学生を含む
※満70歳以上の方は5/12(木)・7/28(木)・9/15(火)〜19(月・祝)・21(水)・12/22(木)・3/2(木)は無料
※次に該当する場合は観覧料が無料となります。
- 小・中・高校生・未就学児
- 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・指定難病特定医療費受給者証をお持ちの方と付き添いの方1名
- 「歴史館まつり」開催日
- 「県民の日」
主 催 茨城県立歴史館