古代瓦や三州鬼師によるアートが並ぶ高浜市やきものの里かわら美術館『時の迷路と瓦の歴史 ~香川元太郎の世界~』展
編集部注目の歴史イベント
高浜市やきものの里かわら美術館にて開催される「時の迷路と瓦の歴史 ~香川元太郎の世界~」展では、絵本作家・イラストレーター・日本画家として活躍する香川元太郎の「迷路」シリーズ、「お城」シリーズの貴重な原画を中心に、古代瓦や三州鬼師によるアート作品などを紹介している。
”時”をテーマとした作品から
歴史と瓦の変遷を楽しく学ぶ体験型の展示会

「時の回廊」(『時の迷路』2005年)
「迷路」シリーズは、古代の日本や物語の世界、深海や宇宙といった、実際に目にすることが出来ない風景の中に、迷路・隠し絵・クイズなどのワクワクする遊び要素を画面いっぱいに盛り込んだ作品。また、“歴史考証イラストレーター”とも称される香川元太郎の「お城」シリーズは、歴史的資料を基に断面図や鳥瞰図などの図法で、城の建築構造や当時の姿を解りやすく描いた作品となっている。
さらに、原画に描かれた時代にあわせ、弥生時代から平成時代までの瓦資料や、現在活躍中の三州鬼師による迷路や未来をテーマとした瓦アート作品も紹介される。
本展は、弥生時代から未来まで“時”をテーマとした作品から、歴史と瓦の変遷を楽しく学ぶ体験型の展覧会となっている。
【香川元太郎】
昭和34(1959)年、愛媛県生まれ。かくし絵・迷路イラストを多数制作するほか、歴史考証イラストレーターとして、歴史の教科書や資料集、「歴史群像」(ワン・パブリッシング)などの歴史雑誌に作品を描く。著書に「迷路」シリーズ(PHP研究所)、「かずの冒険」シリーズ(小学館)、『日本の城―透視&断面イラスト』(世界文化社)、『城(歴群図解マスター)』(学研プラス)など。日本画家として、複数の教室で講師も務める。
※新型コロナウイルス感染予防対策のため、各種イベントの中止や開館時間の変更、休館の可能性あり。
【開催概要】
主 催 高浜市やきものの里かわら美術館
後援 愛知県教育委員会、高浜市、高浜市教育委員会、
高浜市観光協会、名古屋鉄道株式会社
協力 株式会社青幻舎プロモーション、三州瓦工業協同組合、鬼福製鬼瓦所、
株式会社伊達屋、株式会社丸市、萩原製陶所、高浜市文化協会、
渡し場かもめ会、吉浜まちづくり協議会
開催期間 2021年11月13日(土)~2022年 1月16日(日)
休館日 月曜日、火曜日、11月24日(水)、12月27日(月)~1月4日(火)、
1月12日(水)
※ただし11月23日(火・祝)、1月10日(月・祝)は開館
開館時間 10:00から17:00まで(観覧券販売は16:30まで)
会 場
高浜市やきものの里かわら美術館
〒444-1325 愛知県高浜市青木町九丁目6番地18
観覧料
600円(480円) 中学生以下無料
※( )内は前売り、20名以上の団体料金、または高浜市内居住者
※75歳以上の方、各種障がい者手帳お持ちの方ほか、割引あり
※前売りは、かわら美術館にて販売(期間 10月13日(水)~11月12日(金))
公式サイト
http://www.takahama-kawara-museum.com/exhibition/detail.php?id=355