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【ランキング】もっとも名言を検索された奈良・平安時代の偉人は?


 歴史人の公式LINEでは、日本史上の偉人名を入力すると名言が出てくる「偉人名言機能」を展開している(現状の登録偉人数は約300名)。今回はこの検索結果を集計して、この1年間でもっとも検索されている偉人をランキング形式で発表。数多く検索された「奈良・平安時代」の偉人を、その名言とともに紹介する。


 

1位は平安時代に絶大な権力を握ったあの人物

 

藤原道長が別荘として利用した、桂山荘の故地に建つ桂離宮(京都市西京区)。八条宮家(後の桂宮家)の別荘として造営された桂離宮は、道長の後には藤原師実(もろざね)・忠通(ただみち)なども別荘を構えたことで知られる。

 

第1位 藤原道長 検索回数:228回

「この世をばわが世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば」

 

 第1位には、教科書などで一度は目にしたことがある有名な一句がランクイン。当時、無二の権勢を誇った藤原道長が、自らと藤原氏の栄華を一片の欠けもない満月に見立てて詠んだのがこの句。実は、この句は道長自身が遺した日記『御堂関白記』や、当時の和歌集にも残っておらず、藤原実資(さねすけ)による『小右記』に記されたものが現代まで伝わり、広く知られている。

 

 彰子(しょうし)、妍子(けんし)、威子(いし)という3人の娘を皇后として天皇家に送り込み、驚くべき権力を手にした道長。威子が入内した、その日の祝宴で詠まれたというこの句には、道長しか感じ得ない感慨が込められている。

 

第2位 聖武天皇 検索回数:214回

「天下の富を有つ者は朕(ちん)なり」

 

 第2位の聖武天皇の名言も、よく知られている。仏教による治世を目指した聖武天皇が、大仏造立に際して「日本国の財産を持つのは私(天皇)である」と告げた内容だ。その後に、「天の下の勢(いきおい)を有つ者は朕なり。この富と勢をもって、この尊き像を造らむ。事成り易く、心至り難し」と続く。「事成り易く、心至り難し」(財産で作るのは簡単だが、それでは心がこもっていない)と述べていることから、あくまでも拝む心の大切さを説く中で発せられた言葉であることが分かる。

 

第3位 菅原道真 検索回数:209回

「未だかつて邪は正に勝たず」

 

 第3位の菅原道真の言葉は、藤原時平の謀略によって流罪に処された菅原道真の口惜しさが滲み出るようなフレーズ。この言葉は、道真が死の直前に紀長谷雄(きのはせお)に贈った『菅家後草』(かんけこうしゅう)の中に収録されている。

 

第4位 坂上田村麻呂 検索回数:201回

「この方法で人を殺すことは、百万人でもたやすいことなので、ぜひ征討を命じてください」(原文不明)

 

 第4位の坂上田村麻呂の言葉は、蝦夷征討に頭を悩ませていた桓武天皇の前で発したもの。その場に500人を集めて、田村麻呂が墨をつけた太刀を一振りすると、すべての者の首に墨が付き、この自信に満ちた言葉を発して征夷大将軍に命じられ、田村麻呂は蝦夷を降伏させることに成功する。

 

第5位 小野小町 検索回数:197回

「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに」

 

 紅一点の第5位、小野小町は自らの容姿の衰えを花に託した和歌でランクイン。春の雨が降っている間に、色褪せてしまった桜の花の色を、物思いにふけっている間に美貌が衰えてしまった己に重ねて詠んでいる。

 

 

 こうして見ていくと、どの言葉も、それぞれの偉人の心情が伝わってくるものばかり。この連載では、今後もさまざまな時代別でランキングを発表していくので、ぜひ読んでみてほしい。

 

●集計方法:歴史人公式LINEの偉人名言機能で、202026日から、202125日までに検索された偉人名を集計してランキング。

 

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歴史人編集部れきしじんへんしゅうぶ

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