江戸の名匠たちの緻密な表現まで体感できる新感覚デジタルアート展 『巨大映像で迫る五大絵師』 – 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 –
編集部注目の歴史イベント
浮世絵は江戸時代の大衆文化を代表する芸術作品だ。近年では国内のみならず、国外からの評価も高まっている。そんな浮世絵の超高精細デジタルリマスター化が、この度実現。オリジナルの色彩や表情はそのままに、新たな芸術を体験できる新感覚デジタルアート展 『巨大映像で迫る五大絵師』 – 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -が開催される。
巨大映像と音楽のコラボレーションしたドラマチックな演出による新感覚アートエキシビジョン。古の人々の息遣いまで聞こえてくるような、時空を超えたアート体験を楽しむことができる。

※会場イメージ
【見どころ その1】
超高精細デジタルリマスターが明らかにする浮世絵の真実
北斎、広重が描いた世界の再現

葛飾北斎『冨嶽三十六景 凱風快晴』 山梨県立博物館所蔵 画像提供: ©アルステクネ
アルステクネが開発した独自のDTIP(超高品位3次元質感処理技術)により、浮世絵を3Dデータとして組み上げ、20億画素の超高精細なデジタルリマスター化を実現。葛飾北斎、歌川広重が表現した微細な凹凸などの技巧はもちろん、和紙の繊維一本一本(0.05mm程度)の質感までも立体的に復元している。
また、超高精細デジタル画像による「Digital北斎×広重」コーナーでは、「冨嶽三十六景」と「東海道五拾三次」からベストセレクションとして約60作品を大型モニター10数台で紹介する。
【見どころ その2】
超細密データ画像の巨大映像化で描く圧巻の金世界
作家たちが描いた緻密な表現

※会場イメージ
最新デジタル撮影技術と多分割データ画像処理技術によって、金屏風や金襖絵の金箔、切箔、金砂子、金泥などの素材や表現の緻密な違いまでも再現。俵屋宗達や尾形光琳、伊藤若冲たちが細密に描写し綴っている物語が鮮やかに蘇る。
【見どころ その3】
3面ワイド45m巨大スクリーン映像と音楽のコラボによる未知のアート体験
全身で感じる令和の浮世絵

※会場イメージ
メイン会場は3面ワイド45mスクリーンによる圧巻の巨大映像空間。先進デジタル技術と高輝度4Kプロジェクター複数台を駆使した映像と、音楽のコラボレーションによる大スペクタクルを体験できる。また、超高精細デジタル画像で作品の緻密な部分を拡大表示し、ナレーション(英文字幕)とともに作品を分かりやすく解説するプログラムも用意されている。巨大な名画をバックに写真撮影も可能だ。
【見どころ その4】
日本美術史を飾った五大絵師の代表的な作品を超高精細デジタル画像で公開
北斎・広重・宗達・光琳・若冲の傑作達

尾形光琳『菊図屛風(右隻)』岡田美術館収蔵 画像提供: 岡⽥美術館
五大絵師の代表的な作品をはじめ、同時代の豪華絢爛な金屏風など、40作品以上を公開予定。上映作品が毎日入れ替わるダブルプログラムで行われる。
【開催概要】
展覧会名:新感覚デジタルアート展 『巨大映像で迫る五大絵師』 – 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 –
会期:2021年7月16日(金)~9月9日(木)
*上映作品が毎日入れ替わるダブルプログラム
開館時間:午前10時30分~午後7時30分 ※入館は閉館の60分前まで
会場:大手町三井ホール
東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F
*会場内で写真撮影タイムを設けます。
監修:学習院大学名誉教授・岡田美術館館長 小林忠氏
主催:フジアール、フジテレビジョン、BSフジ、ニッポン放送
後援:千代田区、千代田区教育委員会、フジサンケイグループ
協力:NTT ArtTechnology、アルステクネ・イノベーション/アルステクネ、キヤノン 綴プロジェクト
特別協力:山梨県立美術館、岡田美術館、大阪浮世絵美術館、大本山 建仁寺、小曽根山 西福寺、金刀比羅宮
協賛:マウスコンピューター
公式サイト:http://www.faaj.art