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【総理大臣にしたい日本の偉人】3位は「あの女性」がランクイン! 2位は大河ドラマで注目されたあの人、でもやっぱり1位は……


昨今の物価高やトランプ関税、少数与党など混迷を極める日本の政治情勢。歴史人では「総理大臣として日本を変えてほしい!」と思う日本史の偉人についてアンケート調査を実行しました。本記事ではその結果をランキング形式でお届けします。


 

1位 徳川家康(37.5%)

 

 映えある1位に輝いたのは『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の大ヒットも記憶に新しい徳川家康。長く続いた戦国の世を終わらせ、約265年も続く太平の世を築いた功績が圧倒的な支持を得たのでしょうか。

 

 「知名度や安定感があり、安心してお任せできそうだから」

 「内政はもとより、秀吉によって悪化した周辺国との関係改善をした外交手腕」

 「現在の日本を立て直すには老練な政治手腕が必要」

 「意外と苦労人なので庶民にも心を寄せてくれそう」

 

 など、家康の政治手腕に期待し、彼を推す声が多くありました。

 

 

2位 田沼意次(25%)

 

 多くの偉人を押しのけて2位となったのは9代将軍・家重、10代将軍・家治から信任を得て辣腕を振るった老中・田沼意次。かつては賄賂政治家の代表格でしたが、近年では幕府財政の立て直しを図った経済政策など、田沼政治の見直しが進んでいます。大河ドラマ『べらぼう』では渡辺謙が好演して注目を集めました。

 

 「賃金上昇、物価高対策、少子高齢化、国際的な競争力、何をするにもお金があれば解決できる」

 「災害が続いた混乱を田沼の責任にされただけで、田沼路線を継続していれば幕府財政は建て直せたはず」

 「裏金議員は嫌だけど、財政改革や物価対策への意欲は評価できる気がする」

 

 やはり経済政策に期待を寄せる声があがりました。

 

 

3位 光明皇后、織田信長(10.5%)

 

 同率で3位となったのは光明皇后と織田信長。時代を変革させた人物として評価されることの多い織田信長は、決断力に優れた武将としても知られています。

 

 信長に対しては、

 「強いリーダーシップを発揮して、改革を推し進めてほしい」

 「実効ある政策を果敢に進められる人物」

 「有能な家臣たちを閣僚にできそうだから」

 「外国に対しても毅然とした態度で、かつ日本の良さを知らしめるような対応をしてくれそう」

 

 など、強いリーダー像とともに信長家臣団に期待を寄せるコメントも。

 

 意外だったのは光明皇后。藤原不比等の娘で聖武天皇の后となり、夫とともに国分寺や国分尼寺を設立した人物です。社会福祉活動の先駆けとして活躍したことでも知られ、貧困者や孤児などを救う悲田院(ひでんいん)、病人を保護する施薬院(せやくいん)を設立しています。

 

 「子どもからお年寄りまで安心して暮らせるように、社会の「福祉」を充実させてほしい!」

 「聖武天皇と一緒に組閣して豊かな国を」

 「日本の文化を大切にして、後世に伝える努力をしてくれそう」

 

 女性のリーダー誕生と、社会福祉活動で活躍した点が評価されたようです。

 

番外編

 

 コメントが一番熱かったのが、幕末の長州藩主・毛利敬親。閣僚や側近を誰にするかまで具体名が記されていました。他にも推古天皇、源頼朝、後醍醐天皇、足利義満、西郷隆盛、伊藤博文なども投票されました。

 

 もしも偉人に国政を任せるとしたら、あなたは誰が首相となって日本をリードして欲しいでしょうか?

 

イメージ/AC

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歴史人編集部れきしじんへんしゅうぶ

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