戦国時代の畿内を席巻した三好氏の歴史をたどる堺市博物館特別展『堺と武将 三好一族の足跡』
編集部注目の歴史イベント
堺市博物館では令和4(2022)年10月29日(土)~12月11日(日)の間、特別展「堺と武将 三好一族の足跡」が開催される。
■貴重な資料を数多く展示

特別展「堺と武将 三好一族の足跡」
三好長慶(1522~64)は、阿波国(今の徳島県)出身の武将。海を渡って京都をめざし、日本の中枢であった畿内を、弟の実休らとともに抑えた。当時畿内は「天下」とも呼ばれたため、長慶は最初の「天下人」ともいえる。
長慶兄弟は、堺の重要性を認め、その掌握に努めた。堺の有力な町人たちと連歌や茶の湯を通じて交流し、長慶が開いた南宗寺や実休が開いた妙國寺は、現在も堺の信仰と文化の拠点となっている。
本展では、長慶をはじめ三好一族と堺とのかかわりに注目し、一族や有力家臣の書状を読み解くことで、室町時代末期の武将たちの支配のあり方を考える。 また、彼らが好んだ連歌の資料を展示し、その人となりや堺の人々との文化的な交流についても探る。
長慶の生誕500年にあたる今年、本展にて約90点の資料が語る三好一族と堺の歴史に触れてほしい。
※会期中に一部の資料を展示替えがあります。
【開催概要】特別展「堺と武将 三好一族の足跡」
■会期
令和4年10月29日(土)~12月11日(日)
■開館時間
午前9時30分~午後5時15分(入館は午後4時30分まで)
■休館日
月曜日
■観覧料
一般500円(400円)、 高校・大学生 250円(170円)、小・中学生 50円(30円)
※( )内は20人以上の団体料金(要事前予約)
※堺市在住・在学の小・中学生は無料
※堺市在住の65歳以上の方、障害のある方は無料(要証明書)
※新型コロナウイルス感染症対応のため、予告なく会期や関連事業などを変更することがあります。詳しくは、ホームページにてご確認ください。