千葉雄大さん&ゆうちゃみさんが登壇! 多賀城創建千三百年祭 開幕式・記者会見レポート
2024年は、宮城県の多賀城が創建されてから1300年となり、それを記念して多賀城市では『多賀城創建千三百年祭』が行われる。その開幕式が2月7日、東京ミッドタウン八重洲カンファレンスで行われた。

ⓒ歴史人編集部
多賀城は724年に創建され、国府のほか蝦夷征討の拠点として鎮守府が置かれた。詳しくは『歴史人』3月号P94~「阿弖流為(アテルイ)とは何者だったのか?」の項を見ていただければありがたいが、宝亀11年3月22日には蝦夷の伊治呰麻呂が軍団を率いて多賀城に進軍し、略奪・焼き討ちを行った。その後再建され、朝廷は本格的に蝦夷征討を開始し、大伴家持や坂上田村麻呂などが派遣されている。
延暦21年(802)に胆沢城が造営され鎮守府機能は胆沢城へと移されたが、その後も東北の政治・軍事・文化の中心地であった。現在、多賀城南門が復元され、今年中の一般公開を準備中だ。
式には同事業名誉会長・宮城県知事の村井嘉浩氏や多賀城市長・深谷晃祐氏、そして多賀城市出身の千葉雄大さんと、歴史好きで俳句上手なゆうちゃみこと古川優奈さんが登壇。
千葉さんは「多賀城創建千三百年祭特別遣使」に任命され、「このようなお役目を頂けて本当に有難く思っています。上京したときは出身地を聞かれたら仙台と答えていましたが、今は胸を張って多賀城と答えています」とコメントした。千葉さんは令和元年から多賀城市のPRのための「悠久浪漫大使」を務めているが、令和6年はこの特別遣使と兼任となる。

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一方、ゆうちゃみさんは奈良時代の貴族たちが着ていた天平衣装を身に着けて登場。「カラフルでかわいい! スカートのボリュームが素敵で、昔のいいところが再現されていると思います。ギャルいけますか?」と会場を盛り上げ、「初春に ギャルも行きたい 推しのまち」と、得意の俳句も披露した。
その後3問の歴史クイズも見事全問正解し、村井知事と深谷市長から多賀城市の特産品である古代米と、大伴家持の和歌から命名された多賀城創建1300年記念オリジナルクラフトビール「いやしけよごと」を贈られた。

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今後、現時点で予定されている多賀城創建1300年記念に関連するイベントは以下の通り。
■2月21~26日 多賀城創建1300年TOKYOプロモーションin銀座三越
【会場】銀座三越本館7階 銀座シャンデリアスカイ
■3月 ことばのアートプロジェクトVol.1【会場】多賀城市内各所
■5月1日~7月31日 ライドアラウンドin多賀城with松島ベイエリア【会場】多賀城市と周辺地域
■6月中旬~ 光のインスタレーション【会場】多賀城跡あやめ園
■8月25日 東北おまつりプロジェクト【会場】多賀城跡
■9月 千年先の未来への道灯り「光の道」Artプロジェクト【会場】多賀城跡
■10月5~6日 多賀城Cinema Complex with なら国際映画祭【会場】多賀城市民会館大ホール
■11月1日 多賀城創建1300年記念式典【会場】多賀城跡
■11月4日 新時代の創作オペラ「多賀城創世記」【会場】多賀城市民会館大ホール
■11月22~24日 舞台劇「The Winter’s Tale-みちのおくの国の冬物語」【会場】多賀城市民会館小ホール