【偉人メシ】森蘭丸が食べた白身の鯛料理を、令和版に大胆アレンジ!“きじま流”簡単アレンジ・レシピ「鯛のフィッシュサンド」
偉人メシ
誰もが毎日元気に過ごすために欠かせないことのひとつが、食事!それは今も昔も変わらない生きていくための大切な習慣です。「偉人たちが食べていたご飯を食べてみたいけど、昔のままの作り方でもおいしいのかな……」そんな不安を解決してくれるのが人気料理研究家のきじまりゅうたさん!令和版にアレンジした栄養満点&映える『偉人メシ』に、親子でチャレンジしてみては?

料理研究家 きじまりゅうたさん
歴史人Kidsのみなさん、こんにちは、料理研究家のきじまりゅうたです!
古(いにしえ)の人たちの料理を通して当時の暮らしや歴史に触れるこの企画、今回もいっしょに偉人たちに思いを馳(は)せながら、親子でおいしい料理作りに挑戦していきましょう!
■週末のブランチにオススメなヘルシーサンド
戦国の三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)の一人・織田信長の寵愛(特別に目をかけてかわいがること)を一身に受け、側近として最期まで献身的に仕えた美少年・森蘭丸。
小姓(武将の身辺に仕え、身の回りの雑用を務める役)としてエリート教育を施され、武術はもちろんのこと才能と知恵に長けた彼は、信長にとって欠かすことのできない秘書的な存在だったことは間違いないと思います。
まだ10代の多感な年頃だったにも関わらず重い責任を担った彼が、常に敬愛する信長を第一に考え、自らを厳しく律し続けていたであろうことは想像に難くありません。わずか18年で生涯を終えてしまった彼には、一人の若者として気軽にリラックスして食事を楽しんでほしい、そんな思いで今回は「鯛のフィッシュサンド」でもてなしたいと思います。
若者らしくガブリとかぶりつくもよし、少し小さめに食べやすくカットして楽しむもよし。サクッとして且つボリューミーで、週末のブランチにピッタリな料理です。魚と野菜とバゲットの相性もよく、あっさり食べられますので、お父さん、お母さんはもちろんのこと、おじいちゃん、おばあちゃんにもぜひ作ってあげましょう!
■鯛のフィッシュサンド

“きじま流”簡単アレンジ・レシピ「鯛のフィッシュサンド」
【材料】 鯛切り身:2切れ 塩:小さじ1/4 小麦粉:大さじ1 溶き卵:1/2個分 バゲット:適量 レタス:2~3枚 トマト:1/2個 サラダ油:大さじ1
[A] マヨネーズ:大さじ2 ケチャップ:大さじ½ 酢:小さじ½]
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【作り方】
❶ 鯛の切り身の骨をそぎ取る。塩をふって小麦粉をまぶしてから、溶き卵を絡める。

包丁の扱いに注意!
❷ フライパンに油を引いて中火にかけ、鯛を並べて焼く。
❸ 焼色がついたら裏返して、弱めの中火で3~4分ほど焼く。

こんがりきつね色に焼いていくよ!
❹ トマトは5mm幅に切る。[A]を混ぜてソースを作る。
❺ バゲットに切り目を入れてソースを塗り、レタスとトマトと鯛をサンドし、

好きな具材でさらにアレンジしてもいいね♪
さらに、ソースをかけて・・・完成!!
歴史人2023年月号
監修/永山久夫
ながやま ひさお/1932年福島県生まれ。食文化史研究家。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究も行う。新聞や雑誌、テレビなどでも活躍中。
料理監修/きじまりゅうた
きじま りゅうた/1981年東京都生まれ。料理研究家一家の三代目。男性のリアルな視点から家庭料理を提案している。NHK「きじまりゅうたの小腹すいてませんか?」を始め、
テレビや雑誌等を中心に活躍中。