国際派キッズなら知っておきたい、りんかあんなも好きな偉人は近代日本を築いた幕末の偉人!
歴史人キッズが語る!ニッポン〝最強〟の偉人
取材オファー当初から「大好きな偉人たちの故郷、高知県に行ってみたい!」と話していたキッズモデルのりんかあんな。第2位では、まさかのシンクロニシティ!選ばれた人物たちが誰なのか、みんなはもう分かったかな?偉人たちのエピソードや伝説から、歴史の扉を開いてみよう!
好きな偉人、推しポイント、そして歴史好きだからこそ抱いた夢に至るまで、〝自分らしい〟歴史の楽しみ方をしている歴史人キッズであるりんかあんなちゃんが歴史愛をあつ~く語ってくれました!親子で一緒に読んで頂けると嬉しいです。
りんかあんなが選んだ好きな偉人第2位は、誰だ!?
■幕末に異国への関心が高かったジョン万次郎&坂本龍馬

第2位は幕末でシンクロしたよ!
―それでは第2位に発表をお願いします。

モフモフしてて、目がクリクリで…って、それはふたりが飼っているハムスターのことだよ!本物の(?)ジョン万次郎についても無事に聞くことができました。
あんな:ジョン万次郎(まんじろう)!まずジョン万次郎のことを知らない人も多いと思うのでどういう人だったのかを説明します。
万次郎は14歳の頃、仲間と海へ漁に出かけました。そこで嵐に巻き込まれてしまい、アホウドリがたくさんいる『鳥島(とりしま)』という小さな無人島に漂流(ひょうりゅう)してしまいます。人が誰もいなかったので、海藻(かいそう)などを食べて生きのびた万次郎と仲間たち。
それからなんと、143日後に、『ジョン・ハウランド号』というアメリカの船に助けられました。万次郎は英語を喋ることができなかったけど、乗組員たちは優しく接してくれました。でも万次郎以外の仲間たちは怖がってしまい、ハワイに着いた時に全員船を降りてしまいました。
りんか:この頃は、異国は怖いっていうイメージがあったからね。
あんな:「海外の文化を学びたい!」と思った万次郎は、船長とともにアメリカへ向かうことを決心。数年後、文化や英語を学んだ万次郎はついに日本に帰ることにしました。しかし、お金がなかった万次郎は、ゴールドラッシュが起こっていた金がたくさん採(と)れる場所へ行き、その金を売ってお金に換え、自分で船を買って日本に帰ってくることができました。
りんか:ハワイにいた仲間も一緒に帰ってきたんだよね。万次郎って歴史の本の中では、外国人っぽい顔で描(えが)かれているんだけど、肖像画(しょうぞうが)を見ると、パワフルな服を着た日本人のおじいちゃんなんだよ!
あんな:本当の名前は、中浜万次郎(なかはままんじろう)だったんだよ。助けられた時の船の名前からジョン万次郎という名前が付けられたんだって。みんなに愛されていたから『ジョン・マン』というニックネームでも呼ばれていたと言われているよ!

りんかちゃんもジョン万次郎のこと大好きだからたくさん好きなポイントを教えてくれたよ。
―続いてりんかちゃんの第2位をお願いします!

坂本龍馬といえば逃げているシーンだよね!きっと、マンガを読んでいるからイメージがわくんだね。
りんか:坂本龍馬(さかもとりょうま)!あんなが選んだジョン万次郎とか関りが深い人物です。みんなのことを一番に考えている優しいところが好きなところです。
いじめられている人を自分から助けに行くなど強い一面もあるけど、実は泣き虫で可愛いところもあるんだよ。『よばあたれ龍馬』と呼ばれていたんだ!「よばいったれ」っていうのはおねしょをするっていう意味。龍馬はよくおねしょをしていたから、こう呼ばれることがあったんだって。そこに、助けてくれたのが姉・乙女(おとめ)!乙女のことを怖がって、上級武士も逃げて行ったんだよ。
龍馬は、現状(げんじょう)などを伝えるために、手紙をたくさん書いていたんだ。そのほとんどは、姉・乙女に送ったものだったんだって。龍馬にとって乙女はお母さん代わりに愛情(あいじょう)をもって育ててくれたから、たくさん送っていたんじゃないかな。兄・権平(ごんぺい)に宛(あ)てても手紙を書いていてね。その手紙の長さが、なんと、全部で6mもあると考えられているんだよ!
絵を描くなど表現することが上手だったとも言われているよ。坂本龍馬は初めて新婚旅行(しんこんりょこう)に行った人物ともいわれているんだけど、その時の現状などを描いて送っていたんだって!
あんな:きっと好きな人に伝えられることが楽しいと思ってやっていたんじゃないかな~?
当時、外国に行ったことがある人はほとんどいなくて、万次郎の経験が日本の発展に役立ったことがよく分かったね!カッコイイイメージのある坂本龍馬の意外な一面も、知ることができておもしろかったな!
英検にも挑戦しているふたりだからこそ、異国への関心が高い偉人が好きなのかな?
明日はついに第1位の発表、お楽しみに!