【Mummy-D×KOHEI JAPAN】歴史と食と自然が融合した麗しの街を訪ね歩く 大阪・泉州エリアの魅力を再発見!
Mummy-D&KOHEI JAPANの遠い目症候群#06
■泉佐野青空市場で泉州の食を探る!
(by KOHEI JAPAN)
お次に我々が向かったのは泉佐野青空市場。そしてここで料理研究家・きじまりゅうた氏が「食の案内人」として合流してくれた。
泉佐野漁港といえば大阪府内、1,2の漁獲量を誇る泉州の魚処。その一角に市場がある。青空市場は、昭和30年代後半ごろから佐野地方卸売市場の仲介業者や漁師の一部が、自然発生的に近くの路上で競りの直後に魚介類の販売を行ったのがはじまりだそう。今では建物の中に30程の店舗(ほとんどが鮮魚)が軒を連ね、どのお店も獲れたてフレッシュな魚介類が所狭しと並べられてる。

市場には新鮮な海の幸がずらりと並び、活気に満ちている。
磯の香り、そして店員さん達の活気、ぬうう。どの店も美味そうだぞ。遠い目なんかしてる場合じゃねえ。ん?視線を感じる。振り向くとカニがこっちを睨んでいる。俺も睨み返す。てめえ、なかなかヤルな。おまえもな。買ってけよ。また今度な。おまえを抱えて泉州散策できねえからよ。そうか残念だな。またな。ああ、またな。アディオス。アディオス。
そんなやりとりを終え、市場2階にあるイエローシュリンプさんにてランチタイム。泉州でとれた海産物を炭火焼きBBQでいただくことに。やったー。テンションあがるぜー!ドーン!と大皿にギッシリの魚介類!!ふつふつとじゅわっと焼き上がる牡蠣!ホタテ!ホッキ貝!ぬうう。はやく食べたい!しかも料理研究家のきじまりゅうた氏が焼いてくれているこの贅沢さ。何も手伝わずビールを昼から飲む坂間兄弟…。

「The Yellow Shrimp」は老舗の鮮魚店、㈲五宇商店が運営する新感覚シーフードレストラン。新鮮な海鮮を網焼きで楽しめる。料理研究家・きじまりゅうた氏を迎えて昼から乾杯!
あああ。丁寧に焼かれたふっくらアツアツな牡蠣と、ちべたいビールが口の中で起こすケミストリー、アンド後味が織りなすハーモニー。ああ幸せだ。ズバリ幸せだ。ビールをおかわりする。窓の外は海。魚介類豊富な漁場、大阪湾に乾杯。泉州最高だ。何時間でもいれる。帰りの飛行機の時間までここにいられる。いや、むしろ居たい……。
時は無情だ。もう次の目的地へと車で連行されている。大阪の食べ物、といえば主に粉物や串カツなどを思い浮かべがちだったがそれはそれ。ここ泉州は海に面してるだけあって、豊富な海産物の宝庫なのだ。又この市場に来よう。次に来たときには必ずあいつ(カニ)を買っててやろう、と車窓を眺めながら思うのだった(遠い目)。
【きじまりゅうたの泉州美食ポイント!】
料理研究家であるとともに、20年以上のヒップホップリスナーである私こときじまりゅうた。以前おじゃましてその食べ物と文化に感動した泉州エリアに、Dさん&KOHEIさんの坂間兄弟が降臨するとの話を聞き、勇み足の前のりで馳せ参じました。
私のような関東の人間からすると大都会のイメージしかない大阪府。温暖な気候で農作物も有名な淡路島が目の前にあり、海鮮や果実の一大産地である和歌山もすぐ近く…そう考えると泉州エリアには海も山も魅力的な食材があふれていることはイメージしやすいでしょう。
夏の水茄子は生で食べるのが最高だし、大阪湾産のシラスは茹でたてを食べるのが本当に美味しい(釜揚げしらすの新鮮さに感動したことはありますか?)。歴史人的な情報としては国内での玉ねぎ栽培を最初期から行っていたのもこの地域です。
旅先では地元で採れた新鮮なものを食べたい派の方には、関西国際空港のすぐ近くという好立地の泉州エリアを激しくおすすめします!
後編に続く!
※後編は5月下旬公開予定です。
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