【偉人メシ】家康が愛した妻・瀬名が食べた鶏肉とごぼうの料理、きじま流簡単アレンジレシピ!
偉人メシ
誰もが毎日元気に過ごすために欠かせないことの1つが、食事!それは今も昔も変わらない生きていくための大切な習慣です。「偉人たちが食べていたご飯を食べてみたいけど、昔のままの作り方でもおいしいのかな……」そんな不安を解決してくれるのが人気料理研究家のきじまりゅうたさん!令和版にアレンジした栄養満点&映える『偉人メシ』に、親子でチャレンジしてみては?
歴史人Kidsのみなさん、こんにちは、料理研究家のきじまりゅうたです!

料理研究家 きじまりゅうたさん
古(いにしえ)の人たちの料理を通して当時の暮らしや歴史に触れるこの企画、いっしょに偉人たちに思いを馳(は)せながら、親子でおいしい料理作りに挑戦していきましょう!
■ササッと作れて、食べごたえも抜群の絶品サラダ
今川家重臣の箱入り娘として何不自由なく育てられ、色白の美人だったともいわれる瀬名は16歳の時、当時、人質だった徳川家康と政略結婚。その後、身内の裏切りなどにより内通者(敵に味方の情報を漏らした者)との疑いをかけられ、わずか38歳の若さで悲劇的な死を遂げます…。
もしも今川家の人間でなければ、今川義元が桶狭間で信長に勝利していたら…などと想像すると、何ともやるせない思いになりますが、まさに戦国の世に翻弄(ほんろう)された女性の一人といえるのではないでしょうか。
そんな彼女には、若い女性の方々に喜んでもらえるような、ヘルシーだけど食べごたえのある料理で癒したいと思います。
ポイントはカリッと揚げた、素揚げごぼう。オリーブオイルがベースのドレッシングが絶妙に絡み、「野菜はちょっと苦手…」という人でも風味豊かな味わいでおいしく食べられます。
今回はお皿も明るく爽やかに仕上げてみました。週末のちょっと遅めの朝ごはんに、ぜひ一度お試しあれ!
■サラダチキンと素揚げごぼうのサラダ

サラダチキンと素揚げごぼうのサラダ
【材料】(2人分) サラダチキン:1P(150g) ごぼう:50g レタス・ベビーリーフ:適量 [A] オリーブオイル:小さじ2 酢:小さじ1 塩:少々 胡椒:少々
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【作り方】
❶ ごぼうはピーラーで薄切りにしてフライパンに入れる。

ピーラーの取り扱いには注意しよう!
❷ 油をひたひたになるまで注ぎ、火にかける。素揚げにし、泡が出なくなりカリッとしたら取り出す。

こんがりきつね色になってきたね!
❸ レタスをちぎり、サラダチキンはひとくち大に切る。

手で割いてもOKだよ!
❹ レタスとベビーリーフをAで和え、サラダチキンとごぼうをトッピングすれば、完成!
歴史人2023年5月号より
監修/永山久夫
ながやま ひさお/1932年福島県生まれ。食文化史研究家。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究も行う。新聞や雑誌、テレビなどでも活躍中。
料理監修/きじまりゅうた
きじま りゅうた/1981年東京都生まれ。料理研究家一家の三代目。男性のリアルな視点から家庭料理を提案している。NHK「きじまりゅうたの小腹すいてませんか?」を始め、
テレビや雑誌等を中心に活躍中。
編集:杉田俊人 撮影:渡部聡 スタイリスト:吉岡彰子